ひなぎく心理ルームでは臨床心理学の立場から、いろいろな心の「悩み」や「葛藤」、「違和感」などに対してお話を充分にお聴きし、共に見つめ、整理しながらカウンセリングを進めていきます。
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里親支援講演会を終えて

11月に入って早々、里親会での講演と、数名の方へのカウンセリングを行ってきました。

里親さんへのカウンセリングが、私が心理職なので心理療法に繋がる意味合いを自然に含んでしまうと考えると、コンサルテーションという言い方の方がしっくりくると2度目の訪問で感じた次第です。

 

話しが飛躍しますが、

精神分析家ビオンが、コンテイナー/コンテインドという、母親と乳児という二者関係をモデルとして理論を展開したことはすごい。(笑)今回の里親さんとの関わりを通して、改めてそう思いました。

そこには、様々な❝愛❞があることが感じられます。

里親さんとの情緒交流の中で子ども達が育っていることを目の当たりにする機会も得ました。

 

今回の講演内容は「発達障害と愛着障害」でしたが、すべての子どもが親との分離を経験しているその事実は、綺麗ごとで済まされないことです。それでも、出会った大人が真っ当な愛情を向けて子どもに向き合うとするなら、それが数日のことであっても私はそのことに大きな価値を感じます。

 

この子たちは、耐える機会を得ているがゆえに、ビオンのいう「ないものがある」という境地が分かる大人になる可能性を思います。

それは豊かなことなのです。

子ども達の苦境を、綺麗ごとで括るつもりはありませんが、苦境から始まる人生の中で何かを学ぶことができるならば、やがて幸せを感じる力と状況を手に入れることができる、私はそう信じています。

 

今回の講演に向けて気持ちが集中していましたので、その他のことには気持ちが向けれない状況でしたが、ようやく本日あたりから「お誕生日おめでとうございま〜す」を朝から繰り返し、気持ちの緊張をほぐそうと躍起になっている私です。(笑)

お立ち寄りいただきありがとうございます。

| 講演・里親 | 16:42 | comments(2) | trackbacks(0)
コメント
美保先生久しぶり!
先生のコメントはいつも本当に素敵で優しい表現でいつも泣いてしまう!
そう、出会った大人が真っ当な愛情を向けて子どもに向き合うとするならもう、他人じゃなく家族だと思う。
里親って言い方も俺は好きじゃない。
だって本当の愛があればママと思っていいと思うし愛がなければ血がつながってても母親以下のだと思うから。
施設の子達は愛情に飢えている。
本当に寂しくてしようが無い子達ばかりだよ。
だから俺やさおりやスタッフに甘えて甘えて甘えまくってくるよ。
でも俺達は全力で受け入れているから。
俺も小さいころはあいつらと一緒でおばさんや香織に甘えまくっていたから。
でもそれがあったから大人になった今、愛情というのに気づく事が出来たんだ。
施設の子達も俺らと一緒に遊び、勉強し、けんかし、仲直りし、お風呂に入り、一緒に寝る。
隠すことなんか何もない不思議な安心感が生まれてくるような気がしてるんだ。
俺のまわりの里親というママは本当に笑顔で優しいママばかり。
美保先生も大好きなママだからね!
| やまと | 2019/11/12 12:03 AM |
やまとさん、コメントありがとうございます。
私は、やまとさんの考えに強く共感します。

本当の愛情に触れることが人を育むと確信していますし、やまとさんはそれを証明して下さっていると思います。
やまとさんの愛情に触れながら、様々な情緒体験をしている子ども達は本当に幸せだと思います。
これからもお互い、頑張って参りましょう。
それは、私たちの幸せでもありますものね。
いつも本当にありがとうございます。
感謝です。
| 美保先生より | 2019/11/12 9:48 AM |
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