ひなぎく心理ルームでは臨床心理学の立場から、いろいろな心の「悩み」や「葛藤」、「違和感」などに対してお話を充分にお聴きし、共に見つめ、整理しながらカウンセリングを進めていきます。
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10月は「里親月間」

数日前に届いた「公認心理士協会発行のメールマガジン」に、

10月は里親月間であるとの厚生労働省からの広報がありました。

 

「厚生労働省では、平成28年に成立した改正児童福祉法により、家庭と同様の環境における

養育の推進(里親等への委託を優先して検討すること)が明確化されたことを踏まえ、都道府県等とも協力しながら、里親委託の飛躍的な拡大に向けて全国的な運動を展開していきます」<厚生労働省が報道関係者各位にあてた記事の抜粋>

 

当ルームでは、2年前の9月に里親さんに向けた講演の依頼を受けたことをきっかけに、

今年度は土・日を使っての出張里親カウンセリングを開始し、9月に7家族にお会いしました。

それぞれの里親さんは、しっかりと「問い」を携えてお見え下さいました。

私のみが守る守秘義務(里親さんは私の発言等、表現されることに守秘はなし)をお伝えし、

私のノートの上部に自筆でお名前をお書きいただき、家族構成のみ、その場で聞いて、

事前のアセスメントは終了。50分の面接がはじまります。

 

私のこころの中と言動は、お話をお聞きしながら、見立て、仮説、伝達(言語化)、見立て、仮説、決断、伝達、を繰り返します。

そして、「そうなんです、子どもが○○というんです」などにたどり着きます。

里親さんのこころが開くとき、里親さんの表情が変わります。

お世話役をしてくれている知人が、嫉妬から機嫌が悪くなるほどに(笑・仲良しです)、

軒並み充実した50分であったとの思いと共に、帰路についていただけたようです。

 

私の今までの臨床経験と、対象関係論、精神分析家ビオンの理論など、総動員でことにあたりますが、50分が充実したものになるのは、ビオンの理論で説明するなら、里親さんのアルファ機能の充実と、アルファ要素の多さ故と推測します。

アルファ機能は私の発言をスムーズに取り入れて検討すること可能にし、アルファ要素は里親さんの内面からの適切な情報を私に提供し、また、私の発言が、里親さんの腑に落ちる感覚に直結することに寄与します。

私のこころに、里親さんのご苦労が、子ども達の幸せに寄与する像が浮かびます。

 

今年度は、11月に講演とカウンセリングを行い、1月改め、2月にカウンセリングに寄せていただく予定です。

9月には九州地方他県の里親会の方とお会いし、11月の講演を見に来てくださるそうです。

また、私の出張カウンセリングを可能にした、キリン助成金の方も視察に来られるそうです。

依頼されている内容は、「発達障害・愛着障害」です。

 

今まで学校や幼稚園の講演で取り上げることの多いテーマですが、師に学ぶ機会もあり、

最新の見解も踏まえて、分かりやすく参考になる内容にしたいと思います。

 

当ルームで主に提供する「精神分析的心理療法」と「親御さんのコンサルテーション」そして「里親カウンセリング」、私の内的設定の違いがあることですが、そのことの自覚と経験は、「精神分析的心理療法」の深化に還元されるという循環を生み出してくれそうです。

その時、その方々と私が適切と思うあり方で、精一杯向き合ってゆきたいと思います。

私の成すことが充分なことではないという、負の思いに私自身が持ちこたえながら。

 

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

| 講演・里親 | 16:26 | comments(0) | trackbacks(0)
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