ひなぎく心理ルームでは臨床心理学の立場から、いろいろな心の「悩み」や「葛藤」、「違和感」などに対してお話を充分にお聴きし、共に見つめ、整理しながらカウンセリングを進めていきます。
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レ・ミゼラブル
 昨日、観て参りました。

昨日はあまりの興奮に、ブログのアップは明日にした方がいいと判断しました。(笑)

『レ・ミゼラブル』(悲惨な人々) ★★★★★  


星5つ、文句なしです。

以前にもミュージカル映画とやらを見たことがあり、正直あまりいい印象を持っておらず、そんなに大きな期待はしていませんでした。

年始のレディースDAYという事もあり、時間ぎりぎりに行った私には最前列しか空いておらず、見上げてみることになったのですが、予告の10分に感じていたしんどさを、158分の上映時間には一切感じることなく過ぎました。

有名な作品ですが、私は初めて触れました。


本当に深いところからこみ上げる感情を周囲に悟られないように(一番前でよかったと思いました(笑))、お守りすることが大変でした。


私はおととしより、精神分析的な心理療法を深化させ、昨年にはカウチも導入し、その色合いをさらに濃くしました。

私が臨床家の立場というよりはむしろ、アナライザンド(精神分析を受ける側)の立場として、この映画は精神分析の映画ではないか!!と、思いました。


背後にはフランス革命があり、とても動的な映像ではありますが、その登場人物個人の内的な葛藤が見事に描写され、個々人が現実を受け入れ生き抜くさまは圧巻です。

この現実を受け入れていくところに、どのような心理的な変化が起こるのかを少なくとも私自身は感じてきていますし、この悲惨な状況の中にあってもいかに人が、その人として生きていくのか、そしてそれがなし得ているときの苦しみと歓喜の相克の何たるか、そしてそれが生きていることそのものであるということ。


2度とない人生を生ききった、その満ち足りた思いの至福は、そのように生きた人にのみ訪れるものなのでしょう。

パン1個を盗んだ罪で19年の監獄生活。
怒りと憎しみをため込んで不信で出発する人生。

親を選べない子供(選んでいるという説もありますが)が、受け身的に身を置いたその先(家庭環境)が、(心理的)監獄だったとしたら・・・。


その先、どのように生きていけばいいのでしょうか?


そのことの答えがこの映画にはあるように私には思えます。


必要なのはハッピーエンド(もたらせられるもの)(もちろんそれは素晴らしいことです)ではなくて、自分の意志で選択(もたらすもの)をする人生を送る、という事なのではないでしょうか。


私はそう思います。



おすすめです。


是非、ご覧になって見られてはいかがでしょうか?



ご精読、ありがとうございました。



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