ひなぎく心理ルームでは臨床心理学の立場から、いろいろな心の「悩み」や「葛藤」、「違和感」などに対してお話を充分にお聴きし、共に見つめ、整理しながらカウンセリングを進めていきます。
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「玄牝−げんぴん−」
今日は節分、皆さまの多くが「巻きずし」を食されたのでしょうか?
豆まきは全国的行われるように思いますが、そのほか京都では節分に「巻きずし」を食べる風習があります。

先週と今週は忙しい中でも、忙しい(笑)週となり、ブログが復活したにもかかわらず、なかなかアップできずにいました。
そんな中、今週の月曜日1月31日に、この日までの有効期限の映画鑑賞無料券を弟にもらっており、午前中のみ空いていて、この日午前中一回限りでまだ上映していた、河瀬直美監督の「玄牝」を見に行ってきました。

愛知県にある、産婦人科の吉村医院を舞台にしたドキュメンタリーです。

この吉村医院のことは、義妹から映画が出来る以前に聞いていて知っていました。
昔は生まれる直前まで働いて、そのことにより、出産に必要な気力や体力を自然に与えられ、結果安産になる。
すくえない命、事実もまたそれはそれとして肯定されるべきであり、でなければ生きるということをも否定する事になるのである。 そう言い切る吉村医院長。 

河瀬直美監督が今まで一番時間をかけて作った映画というだけあって、素晴らしいものでした。
命の誕生、家族の葛藤、吉村院長の哲学、だけにスポットを当てているのであれば、私にとって素晴らしい!!という評価にはならなかったと思います。

私が最も感動したのは、吉村院長が実の娘に意見されるシーンが織り込まれていたことでした。

そして、そばで仕えて働く吉村医院のスタッフの卒直な困惑・・・・が織り込まれていたことでした。

光の裏の「陰」をも、しっかりと表現に織り込まれていたことでした。


静かな展開のなかに、ものすごく立体感を感じさせるバランスのよさがありました。

動きのないところでの絶妙な動きを表現しきっているという感じでしょうか。


その表現を可能にするところまでの関係を吉村院長と築き上げたところに、河瀬直美監督のセンスが光り、繊細に人との関係を築き上げ、その上に成り立つゆえの魅力がある映画だと思いました。

はい。

星、★★★★半です!!


機会があれば是非、ご覧になってみてください。




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