ひなぎく心理ルームでは臨床心理学の立場から、いろいろな心の「悩み」や「葛藤」、「違和感」などに対してお話を充分にお聴きし、共に見つめ、整理しながらカウンセリングを進めていきます。
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プレシャス
昨夜、映画 「プレシャス」 観て参りました。

この映画鑑賞は仕事ということにしました。
いきなり、ぶしつけな文面を書いてしまいました。 すみません。(笑)

と、いいますのは、とてもじゃないけどリフレッシュのための「娯楽」という枠に入れられないなぁ、
この映画を観たのは仕事、仕事にしよう! という自己防衛が働きました。 (笑)

見事でした。

虐待を過不足なく真正面からとらえてくれていました。


主人公のプレシャスのその後を考えれば、専門家しとしてたやすい物ではないことは想像に難くありません。

ただ、希望をもって彼女は生きていく、その事の力強さはひしひしと感じられ、伝わり、それもまた真実ではないかと感銘させられました。

個人的には、この映画は是非、虐待に携わることのある専門家の方に観て頂きたいと思いました。
主人公の認知の仕方や、虐待する母の一語一句と病理、母を通して語られる父、ここまで赤裸々に言語化する母親はなかなかいないかも知れませんが、(ここまで表現してくれるとある種こどもの気づきが早いというか分かりやすい)潜在的にダブルバインドでこどもにこのようなメッセージを送っている母はいて、はっきり表現しない分、日本という国の文化がそうさせるのか・・・とも思ってしまう側面があります。


この映画ではハーレムが舞台ということなので、黒人の人たちが抱えてきた差別・貧困などやその文化に根ざす問題提起も多々含まれていたりしました。
母親役のモニークという方は、実際はコメディエンヌとのキャスト紹介がありびっくりしました。
何だか、あまりに隙のない完璧な憎々しい演技に、実際に虐待している人のような錯覚に陥っていました。
モニークさんごめんなさい。  (笑)

この映画を観て、私の胸は一杯になっていましたが、瞳から涙は流れませんでした。
怒りとくやしさと希望と勇気が涙より前に出てきたからだと思います。

隣に座っておられた方が早い段階から、しくしく涙されており、そうかと思ったらばりばりと音を立ててカバンから何やら出したり・・・、少しイラッっとした私がいました。 (笑)
この人は、何を思って泣いてるのかなぁ・・・と。
かわいそう・・・なんて思って泣いているのかなぁ・・・、もしそうなら上から目線の人かもなぁ・・・とか、少し気が散っていました。


職業柄そう思うのかも知れませんが、遠い国の、映画の中だけの話じゃありません。
そういえば最近よく日本でもこどもの虐待死がよく報道されていますね。


虐待は私達にとってごく普通に身近な問題なのです。
 


私も私に出来ることを頑張ろう!! そう思いました。



ありのままを感じれる勇気と生き抜く力は比例していると、私は思っています。






| 映画 | 21:11 | comments(0) | trackbacks(0)
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