ひなぎく心理ルームでは臨床心理学の立場から、いろいろな心の「悩み」や「葛藤」、「違和感」などに対してお話を充分にお聴きし、共に見つめ、整理しながらカウンセリングを進めていきます。
不登校への対応

夏休み明けのこの時期、

子どもさんが学校に行きたくないということが多くなります。

 

頭が痛い、お腹が痛い、微熱があるなどの身体症状もあるかもしれません。

不登校にまつわる対応をどうすればよいか?ということへの情報はさまざまあり、

学校を休ませる方向に行きつくことがほとんどではないかと思います。

 

実際、休ませてあげることが良いことも多いかと思います。

ただ、学校の中での問題が深刻でない場合は子どもさんを再登校に促すことが大切です。

なのですが、不登校という状態から復学することは簡単ではなく、

つぎなる困難が立ちはだかるのです。

 

子どもさんの状況に対する適切な見立てが不可欠です。

チェックリストでの答えはあくまで参考にとどめるべきです。

そうでないとせっかくの成長の機会を逃すことになりかねません。

 

身体症状を出してでも学校を休みたいことには、それなりのこころの中の事情があります。

その事情に思いを馳せて、まずは子どもさんと言葉の交流を持ってください。

それでも理由が導けないことの方が多いと思いますので、そのときは、ご相談ください。

 

18歳未満の子どもさんがおられる場合は、2回目以降の面接料の割引があります。

お問い合わせをお持ちしております。

 

お立ち寄りいただきありがとうございます。

みなさまにおかれましてはどうぞお身体大切にご自愛くださいませ。

| 不登校 | 11:41 | comments(0) | -
学校に行けていない

今回は不登校の状況にまつわることについて記します。

 

桜が開花して4月になると新学期がはじまります。

これまで学校に行けていない子どもさんを抱えている親御さんにとっては、

期待が高まるときかも知れません。

 

いや、もう半ばあきらめている、あまり期待はしていない・・・。

親御さんのお気持ちもさまざまなものであることでしょう。

 

子どもさんの登校に向けての親御さんの好ましいとおもわれる対応は、

子どもさんの年齢や状況によって全く異なったものになります。

共通していえる大切なことは、子どもさんの登校にむけた兆候を感じとることに注意を向けてもらうということです。子どもさんの日々の様子に適切に注意を向けておられる親御さんであるからこそ、今、このブログにたどり着いておられることと思います。

 

そして、子どもさんの側も小さな小さな灯でも、

皆と同じように学校に行きたいと思っておられます。

でも、もう休んでしまっていて他の同級の人たちとは自分は異なっていて、

自分の人生は終わっていると、こころのどこかでは思っておられるはずです。

もし、このブログを目にされた不登校の子どもさんをもつ親御さんがおられたなら、

上記のことを子どもさんにお聞きになってみてください。

 

子どもさんは、親御さんと同じか、もしくは、それ以上に学校に行けていない現状に苦悩されているはずです。ゲームばかりしていても、のんきに明るくしていてもです。

 

子どもさんの言動に、再登校を望む兆候があるやもしれません。

年齢が上がるにつれ、不登校状態から再登校に向けた兆候を親に隠すようになるので、

突然の再登校に親御さんがびっくり仰天ということも起こってきますが、

それでも子どもさんの心身の状態が整っていることは、前もって親御さんに理解されていることです。

 

年々、不登校は増加しています。

令和3年の小・中学校の不登校者の人数は24万人を超えたそうです。

 

親御さんの希望と、子どもさんの希望をタイミングよくつなぎ合わせることで、

望む登校をはたすことは可能です。

成長を感じられる春を迎えるために、お気軽にお問い合わせください。

 

お立ち寄りいただきありがとうございました。

寒暖差が激しい毎日ですが、どうぞ皆さまも体調崩されませんようご自愛ください。

| 不登校 | 10:33 | comments(0) | -
子どもさんが不登校になったら

大切な子どもさんが不登校になったら親御さんはどうしたらいいのかと、

たいそう混乱されることになります。

その混乱のさなかでの初期対応の多くは、

感情的になって学校に行く方向で強く働きかけることになります。

それでも子どもさんが動けないとなると、その後の対応はまちまちとなっていきます。

 

不登校の原因が学校内でのトラブルである場合などは、

そのことへの対応がなされることで比較的速やかな復学が果たせる場合もまれにありますが、

そのほとんどは、

そう簡単にはわかりえない要因の重なりの結果として、不登校という現象が発生しています。

 

要因はまちまちではありますが、子どもさんにとって必要なこころの栄養を

効率的に親御さんから子どもさんにそそぎこんでいただくことにより、

不登校の改善のみならずこころの進展・成長をもたらすことが可能です。

それは、子どもさんのこころへの理解がふかまることでもあります。

 

当ルームでは、直接こどもさんにお会いするのではなく、

親御さんからのお話を通して子どもさんのこころを見立て、

一週間の間に子どもさんにどのように関わっていくことが良いかを、お伝えします。

もちろん、子どもさんにお会いすることも致しますが、

外部の他者に会うことを子どもさんが良しとしないなら、

それは、親御さんとの関わりを子どもさんが望んでいる証拠ともいえます。

 

不登校という事態に積極的にむきあうことは、脱皮を繰り返すような体験となります。

それは、たいへん意義のある体験です。

しかしどのような方向に向かって、どのような内容を子どもに伝えればよいのか、

わからない。

不登校という事態に、お手上げ状態となることは、無理もないことです。

困った事態を何とかいい方向に向かわせたいとのお気持ちを聞かせてください。

具体的にどのようにかかわればよいか、どのような社会資源の利用ができるかなども含めて、

向かう方向をお伝えいたします。

 

お問い合わせをお持ちしております。

 

いつもお立ち寄りいただきありがとうございます。

みなさまにおかれましても、体調など崩されませんようご自愛くださいませ。

| 不登校 | 18:40 | comments(0) | -
不登校をどう考えるか

今回は不登校についての私の見解を少し述べたいと思います。

4月、新しい学年となりました。

不登校であったお子様が、学校に通いはじめた。

または通い始めることが叶わなかった。

安堵や落胆に葛藤、さまざまな思いをお感じになっていることと思います。

 

通い始めることが出来た、またはできなかった。

それぞれそのようになった背景には、それぞれの要因を見て取ることが可能です。

 

「不登校の原因探しをしても仕方がない、時が解決する」とのことはよく耳にしますし、

そのように考え、時期を待つという見解を軸とする専門家も多いと思います。

 

子どもは成長します。

年を重ねるという意味においては必ず成長します。

なので、そのお子様が成長されてお子様自身の「こころの力」がつくことで、

いうならば自力で自分の置かれた状況を変容し目に見える進展を遂げていかれます。

その動きが、いつ発生するのか、

おおよそ学業に携わる年齢でその動きが発生しない場合は、

ひきこもりと称する状態に入っていくことになります。

ひきこもりの状態からそのときが来れば動き出す人もいるでしょう。

 

不登校という状態は、そのお子様のみならず、

そのお子様を抱えるご家族も大きなストレスを抱えて疲弊することになります。

しかしここには、実りある変容を遂げることができる素材が横たわっています。

 

年齢が低い程、その変容を遂げることのできる素材へのアクサスは容易です。

再登校も速やかです。

先に書いたようにお子様自身の成長を待つという方法もありますが、

親御さんをとおして、お子様にとって有意義なかかわりをしていただくことで、

お子様の成長が促進される、もしくはお子様の重荷が軽くなるなどの対応が可能です。

その結果、再登校、復学などがかないます。

 

再登校などの進展が得られない間は、取り組むべき課題があることです。

それは取り組むに値する意義ある課題です。

それがどういうものなのかは、当然ながらまちまちです。

それを私が親御さんの言明と子どもさんの状態から導き言葉して、

それを聞いた親御さんの感覚(印象)が、妥当性を同定します。

子どもさんの状態を案じておられる親御さんには、

子どもさんのことにまつわる情報がこころの中に蓄積されています。

なので、私がお伝えする子どもさんへの見立てが正か否か直ぐに導くことが可能なのです。

 

このような取組は、子どもさん、親御さん双方のこころをそれまでよりも豊かにします。

豊かになるに要する時間はまちまちですが、間違いなく取り組むに値し、

その時期に身につけていい、子どもさんの「こころの力」を、

速やかにつけていただく方向で取り組みます。

 

不登校という状態は、それまでよりもこころを豊かにすることが出来る機会を、

分かりやすく提示してくれている現象であると、私は考えています。

親御さんの協力があれば、

子どもさんの成長(進展)までの期間を大幅に短縮することができるのです。

喜びを分かちあえる日まで、意義ある取り組みの提供をお約束いたします。

 

お立ち寄りいただきありがとうございます。

皆様におかれましてもどうぞお身体大切になさってください。

| 不登校 | 18:17 | comments(0) | -
4月からの登校に向けて

寒い冬は動きが鈍くなる時期という方も多いのではないでしょうか。

学校に行けない状況の中にある冬の季節は、

春に咲く桜と同様に芽吹く準備のための大切な時期であるといえます。

ことばに表現されることはなくとも、

こころの中で準備を整えていくことがなされて良い時期なのです。

 

家の中でどのように過ごすか、

どのようにこころの準備と身体の準備を整えていくか、

そのことに、ご家族は大きく関与していることになります。

 

具体的な関与をするのかしないのか?

関与するならばどのようなかかわりが、子どもさんにとって助けとなるのでしょうか?

 

それは、効果を最大限にすることを考えるなら、

それぞれのご家族のなかでの独自のかかわりかたになる、といっても過言ではありません。

それまで、どのように関わってきたのかによって、

子どもさんのこころの状態がどのようなものであるのかによって、

親御さんのこころの状態がどのようなものであるのかによって、

考える必要があれば、受け入れ側の学校がどのような体制であるのかによって、

諸々のことを考慮し、親御さんからの情報をもとにある見立てと提案を私から提示します。

 

私から提示された見立てを聞いた親御さんのこころは、

これまでの子どもさんの状況にまつわる蓄積された情報とのすり合わせを自動的に行い、

私の見立ての妥当性をほぼ瞬時に導くことに働きます。

 

わたしのこころは、そのようには動かないかもと不安になられた方がおられたなら、

ご心配にはおよびません。もしこころが動かないなら、

そのことそのものが私に理解されることからの作業となるということです。

 

いやいや、なんとかして、有意義な冬を過ごして春に再登校を果たすべく準備をしたい。

 

子どものこころの準備ができる程に、親として機能できる自信はないけれど、

何とか子どものために自分のことも含めて考えていきたいと思っている。

 

そのような方のお問い合わせ、ご連絡をおまちしております。

感染症の再拡大に伴い、学校が休校となったり不安定な状況が今しばらく続くかと思います。

 

こころの平穏を保つことは簡単ではありませんが、

皆さまにおかれましてもどうぞ心身ともにご自愛くださいませ。

お立ち寄りいただきありがとございます。

| 不登校 | 11:41 | comments(0) | -
不登校における回避と修正

回避と修正は、精神分析理論にとっても重要な意味をもつものです。

不快をやみくもに回避する一次過程と、考える機能を利用して修正をなす二次過程。

はい。お勉強はここまでです。(笑)

 

当ルームでは親御さんから不登校状態の子どもさんに関わっていただくことを通して、

再登校にむけた支援を行っています。

この支援の中でも「回避と修正」との視点は非常に役立つものです。

現に親御さんに想いを巡らせていただく内容の多くは、私からの問いと私への問いを往復しながら、回避を可能にしている状況の把握と、その利点・欠点についての認識に充てられます。

子どもさんをいつくしみ育む中で蓄積されてきた親御さんの子どもさんにまつわる情報と、

専門家としての私の見解との交流を通して、どこでどうかかわるかなどの修正内容が決定されて行きます。

 

このような親御さんと私とが双方向的にこころを使うという動きは、不登校支援に関わらず、

心理療法を含めてあらゆる心理相談支援に好ましいとされて良い状態といえます。

ただ、こころを動かさないと言うことも当たり前に存在していることなので、

このような動きそのものが実現しているなら、時間の長短はあれ効果は必至なのです。

 

こころを動かすとは、時の流れと共にある種の修正がされ続けることと考えてよいでしょう。

これは簡単なことではないと、私は想います。

そのことがなせている師に学びながら最大限に役立つ臨床を提供できるようにと思います。

臨床家としての研鑽は一生涯つづくことです。

研鑽の内容を臨床に反映させながら、質の維持と向上に努めたいと思います。

 

子どもさんのこころの成長の為に、

親御さんと力を合わせて取り組むことの意義を深めています。

子どもさんにこころを動かす(煩わす)ことが成せている親御さんのご連絡、

お問い合わせをお待ちしております。

 

お立ち寄り頂きありがとうございます。

朝晩の寒暖差がありますが、皆さまにおかれましてもどうぞご自愛くださいませ。

 

| 不登校 | 20:07 | comments(0) | -
子どものこころに寄り添うこころ

夏休みがあけおおよその学校が再開しました。

コロナ禍であり授業の提供をどのような形で確保していくかは、

学校ごとに配慮と工夫がなされていることと思います。

共通して言えることは、

子たちへの感染の割合が以前に比して上昇していることでのさらなる緊張感の高まりです。

できる限りの感染症対策に総力戦で臨むことのみではありますが、

まずは一日も早い小康状態の訪れを願わずにはおれません。

 

さて、本題に入ります。

不登校状態が発生しそうだ、不登校になってしまった。

そのときの親御さんのこころの混乱と苛立ちは、経験したもののみが知る過酷なものです。

あまりの過酷さゆえ、

時間の経過とともにこころの状態を変化させて対応することが発生します。

その自身のこころへの対応は、親御さんごとにまちまちとなってきます。

 

当ルームで私がお会いする親御さんには共通点があります。

それは、労力を割いて子どものこころを理解しようとする姿勢です。

そしてその親御さんのこころを通して大切な子どもさんのこころに触れていただく、

毎週お会いして、そのような細やかな取り組みを遂行します。

そこには私がお伝えすることを取捨選択する親御さんの能力、

選択した課題を実行して結果を私に報告できる能力、

私とのやり取りのなかで重要な子どもさんの言動を想起する能力、

想起したことを私に伝えることのできる素直さとさらなる吟味にこころを開く能力、

これらの能力を当ルームをご利用くださる親御さんは有しておられます。

私のお伝えすることにまずは知的に納得されることが先行しますが、

引き続いて私のことばに耳を傾けて受けとめることは、

実は親御さんのこころにも相当な負荷をかけていることを私は知っています。

その負荷のかかった自身のこころのバランスもご自身でとりながら、

徒労に終わるかもとの不安も抱えながら足を運ばれます。

 

「行きました!!」

「えっ!!」

「行きました!」

「え〜〜〜〜〜っ」

「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」

 

すごいと思います。

親御さんの愛情と勇気が伝わった証左です。

 

また行けなくなったら・・・との不安が必ずよぎります。

もしそうなるなら、何らかのこころの必要があってそうなることです。

なのでそれはさらなるこころの成長のチャンスです。

必要なことなのです。

その必要なことにこころを寄せられる、考えられる大人として、

専門家として親御さんとともにありたいと思います。

 

お立ち寄り頂きありがとうございます。

季節の変わり目ですが、皆さまに置かれましてもどうそお身体ご自愛ください。

| 不登校 | 10:10 | comments(0) | -
新学期の始まりです

今年度、新学期の始まりです。

昨年はコロナ禍となり、新学期の開始が大幅に遅れることとなりました。

授業時間数が少なくなるなかで、その遅れを取り戻すべく、

やや駆け足での学習となったようです。

はじめてのお勉強との出会いに緊張を隠せない小学1年生にとっては、

駆け足での授業に学ぶ楽しみを存分に味わうことが不足する事態も少なからずあったのではないでしょうか。

 

また感染症対策ということにも注意を向けながらの学校生活。

その生活に慣れていくという「適応」を、大人も子どもも半ば強いられている現状です。

 

春になり、新しいクラスで「さあ、はじまりだ!」と、

ワクワクしながら新学期を始めたものの、

例年、通常でもGW明けには「疲れ」を見せ、登校しぶりが散見されはじめます。

 

今年度は、昨年一年間の「疲れ」が、

新学期早々に顔を出すような事態にならないかと案じます。

そのような時には、

適切に休息をとり、適切に動き出す。このことがとても大切となります。

子ども達のこころを見たて、その成長を促進する関わりを増やします。

そのかかわりに一つとして同じものはありません。

子どもさん、親御さんの数だけオリジナルなかかわりがなされます。

ゆえに親御さんには実感をもって手ごたえを感じていただけます。

 

登校しぶり、不登校状態の発生時には是非、ご相談ください。

 

お立ち寄り頂きありがとうございます。

感染も拡大の傾向を見せています。

皆さまにおかれましてもどうぞくれぐれもお身体大切になさってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

| 不登校 | 13:55 | comments(0) | -
学校再開にむけて

全国の学校が休校という、かつてない事態に見舞われていましたが、

ようやく学校再開の光が見えてきました。

 

感染症対策と動き出す子供達への配慮を兼ね、時間差登校・指定日登校・半日登校など、

自治体ごとの取り組みを経て、通常の学校生活をとり戻すことになります。

 

子ども達にとっては待ちに待った学校再開となることだと思います。

ただ、目に見えないウイルスへの警戒を念頭におく生活様式を維持しながら、

その「不安」を抱えながらの再開であることは、これもまたかつてない未知の世界に足を踏み入れることです。

 

全国の子ども達が少しずつ通常の学習体制に戻るまでに、段階を経ます。

このことは休校前に不登校であった子どもさんたちには大きなきっかけに出来る可能性を思います。再登校の兆しがあれば、背中を押してあげて良いのではないかと思います。

 

再登校の兆しとは、

学校関係の物に関心を向ける

学校関係のことを話題に出す

メガネを作りたいという

身だしなみに気を向ける

いつもより朝の起きる時間が早い・・・、ここに挙げたことがあればビックチャンスです。

 

行けるかどうか確定ではないので、子どもさんの方から「学校に行く」という言葉が聞かれることは稀です。特に小学生であれば上記のような兆しがあれば、是非、親御さんから「試してみたら」と声をかけてあげてください。

上記の兆しは私の経験則ですが、かなりの確率でその後の動きがみられてきました。

 

不登校から再登校に向けての周囲の理解と働きかけは、年齢や個々人によってまちまちです。それでも、再登校のその時は学年がわりが最も多かったです。

つまり少し長めの休み明けです。

ここまで長い休み明けは、かつてないことなので何とも言えませんが、

良いきっかけになればうれしいことです。

 

いつもお立ち寄り頂きありがとうございます。

感染症対策疲れをださず、なんとか引き続き頑張って参りましょう。

皆さまにおかれましてもどうぞご自愛くださいませ。

| 不登校 | 21:38 | comments(0) | -
悩むことの尊さ

炊飯器のスイッチを入れれば、ご飯が炊け、洗濯機のボタンを押せば洗濯ができ、確実に、故障という事態の発生に遭遇する以外には、ほとんど想い通りになる、そのような物理的環境に暮らす私たちにとって、先の見えないことに煩わされる程、苦痛なことはありません。

なので、煩うことなく、困った状況を取り除くにはどうした良いかを、私たちは一生懸命模索します。

 

悩みながら、右往左往することは大変です。

不登校の状態を例にとってお伝えするなら、行くことを諦めてしまうなら一時的に葛藤はなくなります。

意味を持って、判断をして、休む選択をする。

そしてまた、変化を感じ取って、働きかけをして、思いを交換する。

変化に即して、後押しをする。

学年によっては、子どもさんによっては、変化を感じたときに、むしろ黙って見守る。

思いを聞き、受け入れる。

思いを聞き、思いを伝える。

 

このようにすればよいという決まった形があるわけではなく、その時の、その状況での、その親子の関わりの歴史の中での、適切な関わり、意義を持つ関わりがあることです。

総じて、悩みながら、子どもさんに係る親御さんの家族は、変化します。

それは驚きに値します。

感動します。

悩めるということは、時間の経過と相俟って変化を生み出してくれます。

それは、間違いないことです。

なので私は、悩むというこころの動きと共にある、精神活動を見守り後押しすることをしているように思います。

 

悩むことは苦しいけれど尊いと、こころから思います。

私は、悩めるこころに取り組むこと、またその人、また、専門家としての私を支える精神分析理論を信じています。

未だ、裏切られたことはありません。

おそらく、一生、裏切られることはありません。

なぜなら、悩むことの意義や精神分析理論(対象関係論)が示す意義を、私のこころの中で信じれている故です。

 

(笑)(笑)ちょっと、かっこよく書きすぎたかもですが。(笑)

でも、本当です。

「本当」は痛みを孕みますが、

私と出会う方たちが、毎日、答えを下さり疑いようがないのです。

 

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

| 不登校 | 18:17 | comments(0) | trackbacks(0)
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