ひなぎく心理ルームでは臨床心理学の立場から、いろいろな心の「悩み」や「葛藤」、「違和感」などに対してお話を充分にお聴きし、共に見つめ、整理しながらカウンセリングを進めていきます。
学校再開にむけて

全国の学校が休校という、かつてない事態に見舞われていましたが、

ようやく学校再開の光が見えてきました。

 

感染症対策と動き出す子供達への配慮を兼ね、時間差登校・指定日登校・半日登校など、

自治体ごとの取り組みを経て、通常の学校生活をとり戻すことになります。

 

子ども達にとっては待ちに待った学校再開となることだと思います。

ただ、目に見えないウイルスへの警戒を念頭におく生活様式を維持しながら、

その「不安」を抱えながらの再開であることは、これもまたかつてない未知の世界に足を踏み入れることです。

 

全国の子ども達が少しずつ通常の学習体制に戻るまでに、段階を経ます。

このことは休校前に不登校であった子どもさんたちには大きなきっかけに出来る可能性を思います。再登校の兆しがあれば、背中を押してあげて良いのではないかと思います。

 

再登校の兆しとは、

学校関係の物に関心を向ける

学校関係のことを話題に出す

メガネを作りたいという

身だしなみに気を向ける

いつもより朝の起きる時間が早い・・・、ここに挙げたことがあればビックチャンスです。

 

行けるかどうか確定ではないので、子どもさんの方から「学校に行く」という言葉が聞かれることは稀です。特に小学生であれば上記のような兆しがあれば、是非、親御さんから「試してみたら」と声をかけてあげてください。

上記の兆しは私の経験則ですが、かなりの確率でその後の動きがみられてきました。

 

不登校から再登校に向けての周囲の理解と働きかけは、年齢や個々人によってまちまちです。それでも、再登校のその時は学年がわりが最も多かったです。

つまり少し長めの休み明けです。

ここまで長い休み明けは、かつてないことなので何とも言えませんが、

良いきっかけになればうれしいことです。

 

いつもお立ち寄り頂きありがとうございます。

感染症対策疲れをださず、なんとか引き続き頑張って参りましょう。

皆さまにおかれましてもどうぞご自愛くださいませ。

| 不登校 | 21:38 | comments(0) | -
悩むことの尊さ

炊飯器のスイッチを入れれば、ご飯が炊け、洗濯機のボタンを押せば洗濯ができ、確実に、故障という事態の発生に遭遇する以外には、ほとんど想い通りになる、そのような物理的環境に暮らす私たちにとって、先の見えないことに煩わされる程、苦痛なことはありません。

なので、煩うことなく、困った状況を取り除くにはどうした良いかを、私たちは一生懸命模索します。

 

悩みながら、右往左往することは大変です。

不登校の状態を例にとってお伝えするなら、行くことを諦めてしまうなら一時的に葛藤はなくなります。

意味を持って、判断をして、休む選択をする。

そしてまた、変化を感じ取って、働きかけをして、思いを交換する。

変化に即して、後押しをする。

学年によっては、子どもさんによっては、変化を感じたときに、むしろ黙って見守る。

思いを聞き、受け入れる。

思いを聞き、思いを伝える。

 

このようにすればよいという決まった形があるわけではなく、その時の、その状況での、その親子の関わりの歴史の中での、適切な関わり、意義を持つ関わりがあることです。

総じて、悩みながら、子どもさんに係る親御さんの家族は、変化します。

それは驚きに値します。

感動します。

悩めるということは、時間の経過と相俟って変化を生み出してくれます。

それは、間違いないことです。

なので私は、悩むというこころの動きと共にある、精神活動を見守り後押しすることをしているように思います。

 

悩むことは苦しいけれど尊いと、こころから思います。

私は、悩めるこころに取り組むこと、またその人、また、専門家としての私を支える精神分析理論を信じています。

未だ、裏切られたことはありません。

おそらく、一生、裏切られることはありません。

なぜなら、悩むことの意義や精神分析理論(対象関係論)が示す意義を、私のこころの中で信じれている故です。

 

(笑)(笑)ちょっと、かっこよく書きすぎたかもですが。(笑)

でも、本当です。

「本当」は痛みを孕みますが、

私と出会う方たちが、毎日、答えを下さり疑いようがないのです。

 

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

| 不登校 | 18:17 | comments(0) | trackbacks(0)
不登校

夏休みが終わり、学校が始まるこの時期、子ども達の不登校への親御さんの困惑や、

それにも増して、子ども達のこころの状態が大きく息詰まる時期でもあります。

 

また、これらのことへの取り組みについて目にすることが多くなる時期でもあります。

情報は非常に多岐にわたり、どのように見立て、取り組んでゆけば良いのか、

子どもさんにどう向き合っていくのか、との方向を定めることは簡単ではありません。

 

ざっくりと、このように対応することが良いらしい…と、いうようなその時代の良しとする流れなどではなく、それぞれの困難にどのように向き合うかは、それぞれに全く異なります。

 

不登校をはじめとする、子どもさんのことでの困りについて悩める親御さんは、

その困りへの取り組みを通して、子どもさんの成長にとどまらない、

それまでとは違った何かをつかまれるようです。

 

親御さんに悩む能力がある時には、子どもさんのことを最も知る親御さんに機能していただくことが、そのご家族にとって、もっとも得るところが大きくなると考えています。

ゆえに、当ルームでは親御さんへのコンサルテーションの提供となっています。

 

ただ、だからと言って子どもさんに会わないということではなく、希望があれば子どもさんにもお会いして、幾度か会う必要があればそのようにもしています。

子どもさんが、一度当ルームに来ると、往々にして何度でも来室したいとの希望がでます。

当ルームは、遊びを媒体にした継続的なプレイセラピーの提供を(現在は)していませんので、子どもさんへのかかわりも私の「ことば」となるわけですが、そこには気持ちが汲み取られるという体験があるようです。

しかしながら、悩める親御さんは、十分に子どもさんのこころの受け皿(コンテイナー)として機能されますので、私が会う必要性がなくなれば、私が会いたくても辛抱します(笑)。

当ルームが提供できる支援の中で、そのご家族に最も必要な支援を見極めて濃密に提供することは、開業臨床での大切な要素のひとつと考えています。

 

長期の休み明けや学年がわりは、こころの負荷が高まる大きな試練の時でもありますが、

取り組みが始まっているときには、大きなチャンスとなります。

復学を目指すことだけが得策ではありませんが、環境としての学校に大きな問題がなければ、

復学が軌道に乗っていくことは、一つの達成となることです。

| 不登校 | 16:17 | comments(0) | trackbacks(0)
CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
LINKS