ひなぎく心理ルームでは臨床心理学の立場から、いろいろな心の「悩み」や「葛藤」、「違和感」などに対してお話を充分にお聴きし、共に見つめ、整理しながらカウンセリングを進めていきます。
やり取り

昨日、今日、京都は暑すぎます。

昨年の猛暑を思い出し、苦しくなるのは私だけでしょうか。

いやはや、大変です。

そんな暑さの中、さわやかなやり取りにこころが涼やかになることあり、

(笑)アップの運びとなりました。

 

私はお抹茶が好きで自宅でよくいただくのですが、

お抹茶の購入先はまちまちでした。

しかし今年に入って、近隣地域にある小さなお茶屋さんを発見し、

主たる購入先がこのお店に決まりました。

きっかけは、ショーウインドーの茶筅が目に入り、

お尋ね目的でお店に立ち寄ったことでした。

60代位の店主と思われる方が丁寧に対応してくださり、

お抹茶もそのお店で袋詰めされてる様だったので、その丁寧な対応への感謝も込め、

茶筅の購入はなしでしたが、5種類あるお抹茶の真ん中のものを頂いて帰りました。

店主曰く、日常的に飲まれるなら、一番下のランクでも充分との説明だったのですが、

優柔不断で決めかねた私は、5種類であったのを幸いに真ん中を選んだ次第でした。

 

なんのなんの、そのお抹茶はとてもおいしく、私は、下でも行ける!と思い、

一番下のランクから上まで順番に購入しよう!という、楽しみな決意をしました。

一番上にいけば、また初心(笑、なんの初心かは不明)に帰し、下のランクを購入し、上から下への移行に伴う、風味の違いを私はどう感じるのか…なんてことも楽しみにしょうと。

 

次にお店に行った私は、店主に楽しい決意も伝えて、一番リーズナブルなものを購入。

言われていた通り、充分頂けます。

缶や袋で30グラム千円くらいで購入してきたものと同程度のおいしさがあります。

ちなみにこのお茶屋さんの5種類のお値段の幅は、30グラムで500円〜1200円(税抜き)位だったかと思います。

お値段も決して高くありません。

 

そして3回目にお店に立ち寄った際、撫子の絵が愛らしい夏茶碗が、私の目に留まり、

浅めの夏茶碗は持っていなかったので、お抹茶と共に購入しました。

 

夏茶碗を洗浄し、乾いたのを確認して、購入してきたお抹茶を頂きます。

「うん?」

風味が良くない・・・、それに今までにはあまりなかったお抹茶の小さな玉もあったなぁ・・・、

お抹茶が湿気ているということか?と、思います。

次の日、その次の日、・・・

「ふぅん、段々おいしい、湿気が抜けたということか?夏茶碗の加減だったのか?」

「これは、次の来店で店主のお耳に入れるべきか否か・・・」

 

お抹茶を頂くことがあり、少し間が空き、本日が4回目の来店。

はじめてお目にかかる女性の方が出てこられました。

お顔が店主に似ているのが分かり、娘さんかと思いながら、

次のランク(初めに購入したもの)を頂きたいと告げます。

そして、気が付けば私は、上記のことをことばにし始めました。

決して、苦情ではなく(うん?苦情か?)、いや、苦情ではなく、

それはどこで判断するの? その伝え方の物腰と言葉遣い? かな? かな?。

 

その女性は、すぐに小さな声で

「あっ、それはお父さんに言わないと」と、つぶやかれ、

「お父さん!おとうさん!」と室内に向かって声をかけられます。

わあ、大事にするつもりもないし・・・どうしよう、と私まで慌てます。

 

すぐに店主が出てこられ、男女の差こそあれ、

売り二つの可愛らしい顔立ちに私は親子を確信します。それはいいのですが。

 

「あっ、すみません、この前の・・・(説明)」

「湿気?湿気?」戸惑われます…が、丁寧な物腰です。

 

「それでしたら、その玉、ピリングは・・・(云々)」丁寧な説明をされます。

「湿気であれば、お茶が痛んで色が変わりますが・・・」

「いえ、段々おいしく戻ったので、色が違ったということもありません」

「あっ」と、わたし。

「であれば、夏茶碗を購入させていただいたので、洗浄したもののそのお茶碗の加減だったかも」と伝え、

話しながら確信に近づいた私は、

「ごめんなさい、素人なもので、それまでに頂いたお抹茶に玉がほとんどなかったので、

新しいお茶椀の加減で風味が損なわれたことと、お抹茶の玉を、湿気という理解で結んでしまったかもです」

「いえいえ、言って頂いてこちらも勉強になりますし、ありがとうございました」

娘さん「すごく敏感にわかられるのですね」

「そう、多分そうなんです、なので、ここのお抹茶が美味しいと思うのです」と私。

幸い、私の方も苦情をいうつもりの物腰ではなかったので、大きくバツを悪くすることもなくお店を後にというとき、

ちょっと、ちょっと、と、ご主人が一瞬奥に入られます。

「『千代の栄』(お抹茶の名前)でしたね」、にっこり笑顔と共にポン!と机におかれます。

「えっ?」と、わたし。

娘さんが購入したお抹茶と共に、ふたつを袋に入れられます。

 

「そんなつもりではなかったですが・・・」

「どうぞ、どうぞ、言っていただいてありがとうございました」

 

「そうですか・・」 おばさんは頂きます。(笑)(笑)

「では遠慮なくいただきます。ありがとうございます、すみません」

 

「いえいえ、こちらこそありがとうございました!」と、

お二人のさわやかな声にしばし暑さを忘れました。

 

かっこよかったお茶屋さん親子との、やり取りのお話でした。

 

お抹茶貰った。(笑)

そのこと以上に、プロとしてのお茶屋さんの物腰と、

気持ちがとても嬉しかった私です。

 

急な暑さに、皆さまも体調崩されませんよう、くれぐれもご自愛ください。

いつもお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

| 昨今の私 | 12:26 | comments(0) | trackbacks(0)
平成最後の桜

今週の月曜日は快晴で、その後はとても寒くなったり雨だったり。

そして今日はまた快晴です。

この間、幾度となく桜を目にすることができました。

川端通り沿い(高野川・鴨川沿い)の桜は本当に見事です。

 

今年の桜は、剪定が施されている加減か、色がとても濃く感じられます。

綺麗です。

日中のうす曇りを通った太陽が、さくら色を輝かせ、

夕日はそれ以上に、桜をあでやかなさくら色に染め上げてくれます。

偶然、その桜並木の中に、同じソメイヨシノなのに色白の子がいて、

さくら色の見比べもできました。

 

毎年4月になり綺麗な桜を見ると今年も頑張ろうと思えます。

桜を見ると悲しいことを思い出す方もおられることと思います。

さくらは私たちのこころにその時の風景や心像と共にあるようです。

 

今年の桜も綺麗です。

桜さんからも英気を得て、仕事に研鑽に邁進してまいります。

 

寒暖差がありますので体調など崩されませんよう、

皆さまもどうぞお身体大切になさってください。

 

お立ち寄りいただきありがとうございます。

 

 

| 昨今の私 | 17:16 | comments(0) | trackbacks(0)
懐かしい顔

日曜日、精神分析研究会・神戸のオープンセミナーに参加しました。

 

講師であった松木先生のご自身の臨床活動に裏打ちされたコメントは、

私にとって筆舌に尽くし難いほど有り難いものでした。

(「筆舌に尽くし難い」をより明確化するため更新します(笑))

ずっと抱えていた疑問がいくつか解けました。

前概念が概念化されたといえます。

感謝の念にみたされます。

と同時に、

私自身の考えをまとめることに向けていた意識に内容が浮かび上がったようでもあります。

私は着想が日々更新するような人なので、浮遊しているものがこれ!と纏るには、

こころを合わせて学ぶことの重要性を改めて感じる機会ともなりました。

昨日アップして、今朝(3月18日)夢をみました。

男の子が取り上げられました。その場面のみが残る夢でした。

「精神分析的子ども」なのではと連想します。

そうかどうかは、これからの私の頑張り次第ともいえるかもしれません。

(すみません。「更新」でつけたしが多くなりました。)

 

帰路、三ノ宮駅。

私の目はしばし一点を見つめます。

そしてマスクを外しながら

「お久しぶりです〜」

「いや〜〜」と、満面の笑みで返されます。

 

私は二十歳から20年間、財団法人関西カウンセリングセンターに在籍していました。

お会いしたのは、センターの相談室でご一緒していた方でした。

 

同じ電車に乗り込むとすぐに、「ごめんね、あの子行かなかったでしょ」と、

紹介したクライエントが私のところに来なかったことを言われます。

もう何年も前のことで、私の脳裏には全くなく、なんと律儀なことかと頭が下がります。

その方は、ご主人を著明な航空機事故で亡くされた後も、精力的に心理臨床活動を続けられ、

喜寿となられた現在も忙しく飛び回られているとのこと。

 

「今日も○○で仕事だったのよ。岸田さんも?」

「いえ、私は勉強会で松木邦裕先生の講義に参加してきたんです」

松木先生に学んでいることを話します。

 

「頑張ってるんやね。昔からさっといろいろ分かって力あるから」

「そんなことは無いですが、○○さんも本当にお変わりないですね」

「少し小さくなられたのと綺麗な白髪になられた以外は変わりないです」

(あっ、私は矛盾したことを言っている…と内心おもうも、楽しく言葉が交わされます。)

「3センチちぢんだ」(笑)

昔から笑顔の絶えない方です。

改めて私の表情を眺められ言われます。

 

「元気そうやね」

「いや、もう幸せで、幸せで」

少しの間を置いて

「しんどかったもんな」と。

「はい」

「あなたの顔見てたら、嬉しくなってくるは、ホントに顔が全然違うよ」

「はい。ありがとうございます」

 

関西カウンセリングセンターではずっと最年少だったこともあり、

可愛がっていただきました。私は見守られていたんだと改めて思いました。

今も昔も。

 

感謝です。

感謝です。

| 昨今の私 | 11:28 | comments(0) | trackbacks(0)
3月になりました

はい。

3月になりましたね。(笑)

 

昨日、ブログの記事別アクセス数とやらをみると、

7年前にアップした「転移・逆転移・転移解釈について思うこと」が上位で、

読み返してみると、正確ではない表現があり修正した次第です。

 

それは、私が「精神分析」を受けてとの表現で、

精神分析は週4日以上のものを指し、私はそれ以下の頻度(週1回)でしたので、

表現に誤りあり、「精神分析家による個人分析」と修正した次第です。

精神分析家とは、日本で唯一の国際基準に則った訓練を経て与えられるものです。

詳しくは、当ブログのリンクにもありますので、

日本精神分析協会のHPを見ていただければと思います。

 

少し前のある研修会でも「精神分析」との言葉が使われていたものの、

どこまでどうなのか少し「?」で、私自身もしっかりした表現をこころがけないとと、

改めてこころするところです。

 

私はコンピューターに疎く、アクセスを拾う検索エンジンが云々と、

昔詳しい方に説明を受けた記憶があるのですが、その内容はもう頭になく、

単純にアクセスの多い日、少ない日と、認識するのみで、

昨日はとても多かったので、もしかしたら修正に反応していただいたことかと思い、

説明のための臨時アップと相成りました。

 

そして明日のぞく今日のアクセスが一桁、二桁なら、私はどう思うのでしょうか。

(笑)

と、春めいてきたので、気持ちがウキウキしているよいうな記載ともなりました。

 

いつもお立ち寄りいただきありがとうございます。

あっさりですが、それではこれにて失礼いたします。

| 昨今の私 | 15:39 | comments(0) | trackbacks(0)
続・勉学の秋

お待たせ致しました・・・か、どうかは定かではありませんが(笑)、

日本精神分析協会 精神分析インスティテュート福岡支部 主催

「ルディ・ベルモート先生セミナー」参加のご報告申し上げます。

 

講演は「こころの機能と心的変化:ビオンの業績に基づく統合的アプローチ」でした。

そして討論を、松木邦裕先生が勤めてくださいました。

講義内容が臨床実践を軸にまとめられていたので、脳内をフル稼働させて何かを感じとろうとしている私がいるようでした。

そこに記述されることのこころの水準の近似が自身の臨床の中のどこにあるのかと、考えるともなく考えながらいました。

松木先生の討論が始まり、ルディ・ベルモート先生の講義内容をさらに変形して伝えてくださることで、形が見えはじめ、さらなる問いや、私なりの仮説が浮かびはじめます。

「退行」か「転移」か、ベルモート先生は「退行」という視点を軸としたので、長期休暇中の「構造化された15分の電話でのやりとり」がその文脈の中でなされたのではないだろうか、これが松木先生が言われた「転移」を軸とすれば、電話のやり取りはまずもって発生しないだろうと私は思いました。すみません。読み手を広く意識せずに好き勝手な記載悪しからずですが、続けます。

若かりし頃、私がアウトリーチで統合失調症の患者さんと面接をしていた時、机を指で小刻みにトントンたたく彼のリズムに合わせて(ベータ要素の世界)、私は私の膝を自身の手でゆっくりトントンして(赤ちゃんを寝かしつけるトントンのイメージで)非言語的な交流をしていたこと、面接ではない精神障碍者の作業所の空間での交流などに講義内容のある側面についてはイメージが向かいました。そして精神分析の臨床の場面に思いを馳せます。その場でのこころの水準について、治療者側が近似のイメージを共有して語り合うことそのものも本当には、難しいことであるとの思いを改めて感じた次第ですが、その壁を限りなく低くして、そしてまとまりのある問いを私が発見するところまで、松木先生の討論内容と配布資料が導いて下さいました。☟☝⇄空間、自由、無限の中にある言葉にされた内容。かっこいい。

 

こころの言葉にならない水準を扱うということについて、ひとつ私が思うのは、クライエントは自らの意志で構造化された枠の中で自身のこころに取り組むことを開始できる、その能力をすでに備えているという事実であり、それは先の私の交流のあり方とは異なるということです。ここからは、ちょっと広がるので、もうおしまいにします。

 

福岡で開催された講義でしたが、その後、佐賀に足を延ばしました。

17時31分の電車で1時間と少し。

途中、こころ模様は「苦しみ・痛み・かなしみ・よろこび・感謝」と深く変遷しました。

この世界はグリッドでいうならどの世界・・・、別世界?など、不可知な領域に思いを馳せたときでした。

しかしながら実は、この不可知なことにも、私なりの仮説をことばにおとしています。

このことと、精神分析実践はそんなに離れていないとも思っています。

 

長くなりました。

これ以上、迷宮の記載が増殖することは避けなければなりません。

というか、お腹が空きました。(笑) おもしろいなぁ。

ホントに自分というものには手がかかりますね。

 

貴重な講義を受講でき、ルディ・ベルモート先生、松木邦裕先生をはじめ、福岡支部の諸先生方にこころから感謝です。

 

ご精読、ありがとうございました。

 

| 昨今の私 | 13:48 | comments(0) | trackbacks(0)
勉学の秋

秋です。

10月のセミナーをこころまちにし、そのうちのひとつが過日東京で行われました。

 

それは、日本精神分析協会主催で「ビオンから学ぶ」と題されたものでした。

学び多く、こころが弾みました。

松木邦裕先生が総合司会と『ウィルフレッド・ビオンの人生と業績』の紹介をしてくださり、午前には福本修先生が『ビオンの集団経験再考』と題して、

午後には平井正三先生が『ビオンの思考と関係性の理論』と題して、

藤山直樹先生が『私たちの実践への後期ビオンのインパクト』と題して講義が行われました。

日本でのビオン理解を深める為の知識の宝庫である錚々たる先生方であり、なんとも贅沢なことでした。

 

そして最後に40分程の時間を使って、講師と参加者による全体議論がありました。

4名の先生方が並んでおられる光景の記念写真を頭の中で撮りました。(笑)

学会のシンポジウム等の大会場ではないので、講義の内容以外の様々なことが直に感知され、多くの学び・資料が得られました。

難解と言われるビオンの理論ですが、臨床経験から発現する「問い」が先行してあれば、すっとなじむ内容も多く有るというのが私の実感で、何よりも私自身のこころの軌跡の内容が、そういうことだったのか!!とビオンの理論で理解ができることの多さに、今となっては笑みが零れ、目から鱗が落ち、さらに楽し気にうろこが舞い散るようでもあります。(笑) そう思え、自身のこころの軌跡を資料とし得るのは個人分析の賜物でもあります。

 

楽しく幸せなときでした。

ビオンのグリッドの醍醐味を味わい、その意義を再認識するときともなりました。

私なりの探索ですが、もの思う探索はこの上ない充実感を私に与えてくれます。

諸先生方に感謝です。

 

今週末は、後期ビオンを語る世界的第一人者であるベルギー精神分析協会訓練分析家の

「ルディ・ベルモート先生」のセミナーを受講予定です。

学びの秋を満喫していますとのご報告でした。

 

それでは、これにて失礼します。

いつもお立ち寄りいただきありがとうございます。

 

 

| 昨今の私 | 10:47 | comments(0) | trackbacks(0)
今日から7月

今日から7月、そして、今日は日曜日です。

 

日曜日の休日って、こういうものでもあったのか…と、

今日生まれて初めてと言っても過言ではない感覚を味わいました。

それは単に、「相当のんびりと過ごしたのです」というだけのことなのですが。

 

昨年度までの外勤にまつわる勉強会が無くなった分、

純粋な休日が発生しています。(笑)

なので、味わえた感覚ですが、それ程に人は似たようなパターンで、

相変わらずの生活様式を繰り返して生きているのだと、

つくづく感じ入った私です。

 

時と共に様々な生活環境の変化がありましたが、自身の性質の拠るところで、

よく言えば精一杯ですが、実際はあくせく生きて来たことは否めません。

それが不満と言うことでは全くありませんが、少し変わっていけばいいと思います。

変わっていくなら面白いと思います。

 

それは、今までにない人生です。

時が進むということは、常に今までと違うということですが、

今日、また一つ、知らなかった感覚を知った私です。

 

のんびりして思いを馳せたり、

「○○ってどうだったっけ」と、20数年間にわたって不動の愛読書となっている、

主婦の友社の「エネルギー・塩分・栄養素がすぐわかる 食品と料理の成分早見表」を、

手に取ること数回。(笑) そんな一日でした。

 

「お立ち寄りいただき恐縮です」とお詫びしたいほどの内容で恐縮です。(笑)

 

全国的に暑く、自然災害も色々と発生していますが、

皆さまにおかれましても、どうぞお身体大切になさってください。

 

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

| 昨今の私 | 18:10 | comments(0) | trackbacks(0)
研鑽の意義

始めにお詫びとお断り

お詫びは、2ヵ月もアップが叶わず、ご無沙汰して申し訳ありませんでした。

お断りは、硬いお題ですが、内容は緩い、とのことです。(笑)

 

毎年、5月・6月は忙しく、今年は開業のみ稼働ゆえ、そうでもないかと思いきや、

5月に関しては忙しいことになった次第です。

研鑽がらみでの多忙は充実感がありいいものでした。

 

少し前の朝の連ドラの話になりますが、

有名漫画家に弟子入りを指南された主人公の女の子が「漫画家になる!」と言い、

母親が「そんな競争の世界でやっていけるわけがない」と、娘をたしなめます。

それに対して「漫画の世界は競争の世界じゃない夢の世界や、私は夢の種を手に入れたんや」

と、主人公の女の子は答えます。

また、中村雅俊扮する祖父と父親が、娘が漫画家を目指すことについて話し合います。

賛成の祖父は言います「この年になるとなぁ、先が分かる。先が分からんと言うのは最高に贅沢な気がする。夢は見てるだけで贅沢や」

父親「かなわんでもか?」

祖父「おう、その時間がいい。夢見てる時間だけでももととれるな」というものです。

 

で?、と言われるとなんですが、印象に残りました。

何故印象に残ったか、

お題は「研鑽の意義」ですが、精神分析の研鑽を本格的にはじめ、

歩みを進めるに連れ、感じて来たことを改めて意識する機会になったからのようです。

つまり、研鑽は競争ではないということ。

もちろん、研鑽の意義は「臨床力の向上に尽きる」のは、

私を含む同業者の共通認識であることは言うまでもありません。

と、少なくとも私はそう思っています。

 

そして自分の足元を見れば、人生の折り返し地点はとおに過ぎ、

先が少し見えるようにもなってきています。

暗い話しではないです。(笑)

それでも、精神分析の学びには夢があると言いたいのです。

 

私は心理臨床家なので、精神分析理論は現場での一期一会に照らされます。

臨床を照らすことが、私にとっての研鑽の軸といえます。

あっ、ちょっと硬いか…。

 

これ!と思う、精神分析理論との出会いで、私の人生の歩みが、

少々先が見えていても(笑)夢あるものになり、

研鑽による気づきから臨床知が広がる、その喜びは計り知れません。

ここに夢があります。

幸せなことです。

この度も、肌寒い午前中、お気に入りのストールに身を包み、

幸せな研鑽に励みました。

よって、アップが叶いませんでした。

えっ、最終、言い訳。

はい。

こんなまとまりのあるような無いような、アップとなりましたが悪しからずです。

 

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

| 昨今の私 | 14:32 | comments(0) | trackbacks(0)
クロストリジウム菌とTレグさん

何? なに?

NHKの「人体」シリーズ、ご覧になっていた方は、きき覚えがおありかもしれません。

全7回シリーズで、タモリと山中伸弥教授が司会で、「人体」にまつわるミクロの世界、

現代科学の最先端が紹介されたものです。

 

非常におもしろかったです。

実際の細胞内の映像が高センサーや顕微鏡で捉えられ、私たちの身体の中で繰り広げられる営みが、感動をもって理解されました。

シリーズ全体を通して、身体の各臓器同士が脳とは関係なく「メッセージ物質」をやり取りしているということがテーマで、どの臓器がどのような働きをしているのかということが、取り上げられていきました。

 

第4集は、「腸」が取り上げられ、ここで扱われたのが、表題のお二方です。

かっこいいのです。(笑)はまっています。

まずは各臓器の中でも「腸」は別格、第二の脳と紹介され、神経細胞が脳に続き多く、人体の独立国家だそうです。

腸では、全身の免疫を司り、コントロールして送り出しているとのこと。

体内に入ってきた細菌をただ攻撃するのではなく、敵と味方をより分けたり、

「落ち着いて」とのメッセージ物質を出して、免疫の暴走を押さえるなど、攻撃役とブレーキ役をその巧妙なやり取りでコントロールしているというのです。

 

免疫の暴走とは、アレルギー(反応)ですが、腸という水戸黄門が、腸内細菌という助さん、免疫細胞という角さんを従えて、どう折り合っているのかという物語です。

シリーズ第7集、最終回に、ガン細胞が「攻撃を止めて」とメッセージを出すと、免疫がそれを聞き入れて攻撃を止めることがあると紹介され、それぞれの細胞が意志を持ってやり取りしていることなんだと、理解されました。

そうなると、是非とも我々の「腸」さんには賢く有ってもらわねばなりません。

 

免疫の過剰な暴走を抑えるとても賢い免疫細胞「Tレグ」さんが発見され、そのTレグさんを誕生させるのが、クロストリジウ菌なのだそうです。クロストリジウ菌といってもその種類は100種類もあるそうで、その中のひとつなのだとか。

そしてここからが大事なところですが、クロストリジウ菌が「落ち着いて」との物質を免疫細胞に届けて、Tレグさんを誕生させるにはその栄養となる「食物繊維」が必要なのだと。

クロストリジウ菌がないことで難病が発現しているとの仮説により治療が進められていることや、日本の若い修行僧のアレルギーが精進料理によって改善していることが紹介されます。

なんと、日本人のクロストリジウ菌は世界平均の4倍という数字が示されました。

なので長寿なのかもしれませんね。

ただ、現代の食生活が日本人の培ってきた体質の恩恵を崩し始めているかもとも言われます。

 

私事ですが、いままで身体に入れるものは良いものをとの意識は母親のお陰で強くあったものの、さすがにここまでの認識、意識はありませんでした。

これらの情報を機に、食生活を変えました。

朝食には玄米を、お昼は消化のよいもので、夕食は軽め。

いい感じです。

今の時期、食材も美味しく、毎日の食事が楽しみでなりません。

美味しいものは、美味しいですね。

そして体が喜んでいるのが分かります。

身体の中に何を送り込んであげるか、それは意識的に考えられること、その後はお任せです。

機嫌よく快調に働いてくれていること、

優秀な「Tレグ」さんに感謝です。

 

そうそう、腸さんには訓練場があり、わざわざ細菌を取り入れて、免疫細胞に細菌の色々を学習させることをしているそうです。

そうして学習した免疫細胞が全身に送り込まれるのですって。

一度、学習したいい形を、維持し、遂行していってくれる身体さんに、絶え間なく良い食材を提供していくこと続けたいと思います。

 

クロストリジウ菌さんとTレグさんに良くしていただいているお話でした。

| 昨今の私 | 17:42 | comments(0) | trackbacks(0)
何が本物?
毎月の予定以外のアップは、いつぶりのことでしょうか。
しかしながら初めにお詫び申し上げておくほどに、なんてことない、もって行き場のない思いを、ぼそりと、こぼすだけの内容です。

悪しからずご了承くださいませ。
「信じる者は救われる」という言葉があります。
個人的にも信じられるという力は尊いと思います。

そしてそれと同じくらい、それが疑念であったとしても、それを感じるなら、その自身の感覚に素直にあるということもまた大切に思います。
そこは、ビーフシチューが美味しいというお店、しかし残念ながら私の味覚には合わず…、少々がっかり。
コースの中に出てくるので、それがメインということではないのですが、全体に普通な感じで、そのお料理の流れから、そんなには期待を持っているものではありませんでしたが・・・。
私の舌にそのビーフシチューはどのように分析されたか。
缶詰めのデミグラスソースを牛乳と生クリームで伸ばすだけ伸ばして、その中に缶詰のコンビーフを混ぜ合わせ、はい!出来上がり。
私に感じられた事実はそのようなものでした。
付け合わせのパンも、近年ないほどの・・・。

でも、美味しいと思えばそう思う人にはそれが、ビーフシチューというものになる、それが本物になる。
それで何が悪い? なにも悪くない。そう、何も悪くない。
一人以外はみなグルで、行われる実験。その一人以外は不正解を正解という。するとその一人もつられて不正解を正解とする。
人はみな不安で、だから群れる。
群れて同じ方向を向いているとそれだけで安心。

一人の不安には耐えられない。
もちろん私も例外ではない。

ただ、自分がこうだと思うことを思い続ける勇気だけはもち続けると、常々思っているし、それが私なので、変えたくても変えられないという真実が、逃れようもなく横たわっている。
私が本当だと、本物だと感じることが私に勇気をくれるし、支えてもくれる。
それは決して、心地いいだけではない。むしろ苦悩の中にこそ真実があると実感している。

それを感じるその瞬間に、何とも言えない有難さと、尊さと、愛しさが行き過ぎる。

残念ながらこの度出会ったビーフシチューは、愛せなかった。
というお話でした。(笑)

お付き合いいただき、ありがとうございました。




 
| 昨今の私 | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0)
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