年度末は大人も子どもも何かと忙しいことです。
今回は、「私の歩み」のカテゴリーで、来年度に向ける思いをつぶやきます。
意識的に考えることと、いざ歩みをすすめる中で感じることは、必ずしも一致しません。
それでも、何かの選択を迫られたときには、意識的に考えて選択しないといけません。
みなさまも、日々、選択しながら、修正しながら歩みをすすめておられることと思います。
4月からは、これまで通り、ひなぎく心理ルームに来室くださる方に向き合いながら、
開業臨床にいそしむことです。
そのことと並行して、精神分析の研鑽を重ねることも大切なことです。
そして、社会活動では、私の最初の師が、関西いのちの電話で研修委員をしておられたことや、
私も二十歳の時に京都いのちの電話の相談員として認定され、多忙で電話相談活動を辞めてからは、年間1万円の資金ボランティアとして現在まで継続してきました。
30代半ばで臨床心理士の資格を取得して、2012年からは京都いのちの電話の研修委員として、
相談員さんの個人スーパービジョンをはじめとする活動をさせていただくようになり、この度、
研修委員長を引き受けて欲しいとお声かけいただき、私の生業である面接業務や、
精神分析臨床にまつわる今後の研鑽を最優先にしたい旨を快諾いただけたので、
お引き受けすることにいたしました。その実は、非常に名誉に思い有難いことです。
京都いのちの電話が昨年から始めた、電話相談員養成講座説明会で研修委員として私が1時間弱お話することが本年もあり、ただいま原稿を作成中ですが、人の話にこころをつかって耳を傾けるということについて、考えを巡らせていると、大切なことに気づかされることが多く、私自身の臨床にも還元できることを感じています。
電話相談員の方々は、中には専門的な知識を持たれている方もいますが、ほとんどの方は、
こころについての専門的な知識を有しておられるということではありません。
しかしながら、かけてくる方のお話に真摯に耳を傾け、ときにかけてくる方の気持ちを汲むような見事な応答をされます。それは、こころの専門家の誰しもが目指すような応答です。
学ぶに値することが山ほどあります。
この度の大役を担っていく中で学ぶことも多いのだろうと思います。
研修委員長は理事にもなり、はじめて理事会にもご挨拶かねてオブザーバー参加しました。
また一つ、私の人生に寝耳に水のお話から新たな体験をさせていただく機会を得ました。
残念な程に(笑)有頂天になる気分はなく、早速、もろもろ考えを巡らせています。
京都いのちの電話での活動が、私のこころの在りようと学びの良いリンクを引き起こし、
ひなぎく心理ルームに来室くださる方に、還元されることだと思います。
さらに、精神分析的心理療法を学ぶ後進の育成にも還元できる学びが得られることと思います。
目の前のこと、与えられたことに微力ながら精一杯取り組むことが、
次の何かに繋がりをもたせてくれるのですね。そのことをまた実感しています。
むりむりむりむり、むりむりむりむり、むり、と繰り返した第一声でしたが…。
大丈夫!!と、はじき返され…。
4月が訪れます。
4月の前に3月がまだあります。21日には、説明会での講演もあります。
5月には…、6月には…、おおよそ年間の頑張り事が見えてきました。
身体を大切にしながら、精一杯、取り組んでいくことです。
みなさまにおかれましても、どうぞお身体大切になさってください。
お立ち寄りいただきありがとうございました。