ひなぎく心理ルームでは臨床心理学の立場から、いろいろな心の「悩み」や「葛藤」、「違和感」などに対してお話を充分にお聴きし、共に見つめ、整理しながらカウンセリングを進めていきます。
人間的な何か

今日の京都は雨模様です。

近隣の桜は、この寒さと雨にしばし休息といった模様ですが、

下記の桜は、10日ほど前に満開になっていた桜です。

 

 

小雨の中、本日、撮影したのでどんより曇った中での桜となりました。

機嫌が悪いわけではありません。(笑)

春を一番に届けてくれて、

道行く人がカメラを向ける光景を目にしていましたが、今日は私の番でした。

 

さて、本題です。

カテゴリー「私のつぶやき」での、つぶやきです。

 

「人間的な何か」この文言は、過日の師の勉強会で耳にしたものです。

講義の中の内容で触れられた文言ですが、師の講義中の言葉の中に、

私を含めたフロアの幾人かが「人間的な何か」を感じとり、あふれる感情を体験しました。

 

私は思います。ややもすると精神分析は「人間的な何か」が、感じられないと、

感じられているのではないかと。

実は、私自身がそう感じていた一人でした。

なので、私が日本精神分析学会に入ったのも、師に出会ってからなのです。

 

私が体験した精神分析的精神療法も、私が提供している精神分析的心理療法も、

人間的な何かに満ち溢れています。

しかしながら、この体験を共有するには時間を有し、実は至難でもあるのだろうと思います。

 

表面的ではない、仮初ではない、偽りではない、人間的な何かを、私は大切に思います。

大切に大切に想います。

人間的な何かがあるところに、何かがあると信じています。

その何かは、私たちを包み育んでくれます。

でもそれはどこにあるのか誰も知らないのかもしれません。

・・・・

 

この展開はポエムに突入していきそうな・・・です。(笑)

私もわからないので、つぶやいてみました。

とはいえ、当ルームの空間には、いつも偽りでない何か、人間的な何かが漂っています。

そのことだけは確かです。

 

いつもお立ちよりいただきありがとうございます。

それでは私のつぶやきは、お開きといたします。

三寒四温ですが、皆様におかれましてもどうぞお身体大切にお過ごしくださいませ。

| 私のつぶやき | 20:25 | comments(0) | -
3月になりました

ご無沙汰しております。

 

2月はアップに至ることができませんでした。

「昨今の私」のカテゴリーで取り留めない内容ですが記します。

 

2月のこまごまとした大変ごとに新しいパソコンへの移行ということがありました。

どうしても解決できないことを遠隔操作で2回おせわになりなりましたが、

なんとか完了しました。

遠隔操作のすごさに大喜びな私でした。

そして新しいパソコンは、私の入力の速さがそれなりになっていることを知らせてくれ、

ストレスフリーを味わっています。(笑)

さて次は、確定申告を急がなければというところです。

 

4月からは、ひなぎくの開室日を3.5日として、2日を外勤にあてます。

ありがたいことにひなぎくへの新しい来室者も今までにない感じでじわじわと増えています。

 

2月から、考えないといけないことが多すぎますが、

時間の流れにその答えをゆだねるしかないことも多いなぁとも感じています。

でも考え続けているということは、

私にとって当たり前のことであり仕事にも反映される鍛錬ともいえ思考を止めない私です。

止めれない?…のかも。・・・温泉や岩盤浴の中では止まっているかな。(笑)

 

ほんの、ほんの少しのとりとめもないお話でした。

3月になりました。

 

皆さまも体調など崩されませんようどうぞお体大切にされながらお過ごしくださいませ。

お立ち寄りいただきありがとうございます。

| 昨今の私 | 18:38 | comments(0) | -
2024年が始まりました

2024年が幕を開けました。

みなさまはどのように新年を迎えられたでしょうか。

 

元旦に能登半島地震が発生して、のちには航空機の事故も発生するなど、

案ずる思いとともに新年を迎えることとなりました。

能登半島地震で被災された方にこころよりお見舞い申し上げます。

 

元旦には下鴨神社に初詣に行き、そこから地元の神社にもお参りに行き

自宅に帰りつくと地震の発生を告げる画面に遭遇でした。

 

下鴨神社です。

 

おみくじは、夜明けを告げる内容のものばかりでした。

いただくおみくじは例年決まっているのですが、その内容が違うことがなく、

そろうことには毎年驚きです。

 

おみくじには、一度つぶれたものが復活するとありました。

つぶれたもので思いつくことがいくつかあるのでどうなっていくのかと思います。

つぶれたものがいくつかあるのか・・・生きるとは上がり下がりです。

 

感動は苦があって成り立つもの。

苦があってこそ、本当にありがたい。この上ない思いになります。

ありがたいは、やはり有難いなのですね。と、つくづく思います。

 

それにしても天災の苦はいかばかりのものなのでしょうか。

私は、阪神淡路大震災の時に5強の揺れを体験したのみで、

当時、震災後に2年間大阪や西宮でボランティアでの活動をしましたが、

傾いたビルや被災した方のお話を聞いても思いを馳せることが全く及ばないと思い、

「私にはその苦はわからないんです」と伝えることしかできませんでした。

でもそう伝える私に、体験されているこころの苦を明かしてくださいました。

その方々の、子どもたちの言動から、

実感として私に伝わってくる情緒体験をしたこと(のみ)でした。

 

激動の年明けとなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ひなぎく心理ルームは、来年度4月をもって20周年を迎えます。

これからも粛々とその営みを継続してまいります。

 

皆様にとりましてもこの一年が実り多き一年となりますように願っております。

いつもお立ち寄りいただきありがとうございます。

暖冬とはいえ、お身体たいせつにお過ごしくださいませ。

| 時事 | 16:26 | comments(0) | -
2023年を振り返る

すっかり日が暮れましたが、お約束通りアップいたします。笑顔

今年ものこすところあとわずかとなりました。

私の2023年を振り返ります。

 

2023年も、ひなぎく心理ルームでの臨床を無事終えることができました。

年が明けてからも私の臨床実践の中核として励むことです。

 

そして、2023年の新しい活動は社会福祉法人での研修委員長の任でありました。

適当に程よく…が、できない私にはたいへんな苦も存在しましたが、

そこは私の辛抱のしどころでなんとか形になって年を越すことができそうです。

今までと勝手が違うことで周囲も巻き込み小改革に突入です。

よりよくなるには避けられない振動を立ち位置は違えど皆で体験したことでした。

 

次に、

いきなりの写真の登場です。

12月11日(月)巡拝に行った比叡山延暦寺です。

いつも東山にそびえる比叡山を眺めていることですが、参拝は初めてのことでした。

 

自宅から車で30分ほどで到着です。

東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)というエリアがあり、

東塔にある国宝殿や眼下にみえる琵琶湖の景色なども含めて、

じっくりと1日かけて巡拝しました。

延暦寺内にある喫茶ではお抹茶の梵字ラテをいただいきました。

 

         この喫茶(延暦寺会館内)からの琵琶湖の景色です。

         曇り空でしたので目をこらしてイメージで補っていただきますように。

 

東塔にある、阿弥陀堂です。

 

私が最も心惹かれたのは、西塔の「浄土院」(最澄の御廟)です。

その空間の次元が違いました。

 

最後に行った横川エリアでは、横川中堂の中で一人で参拝していて、

シンプルな一つの空間の中をくるっと回るだけなのですが、

少し展示物を見るために逆行したことで、

出入り口の一つ手前の角を出入口と勘違いしてしまい、

お堂の門が閉まってしまったとパニックになり、

「すみません〜」と叫ぶ始末。

すぐに出入り口の売店におられた上人さんが「は〜い」とお返事をくださり、

お堂の中で合わせていた手をそのままに、

「すみません、出口がしまったかと思ってしまって」と、

お詫びに微笑みで最後の参拝を終えました。

方向音痴というものはこういうところでも発揮されます…。(笑)

 

この巡拝は、私のお礼と励むことの誓いの巡拝でした。

 

ひなぎく心理ルームにお見えくださる方は、自力で当ルームを見つけて来られる方と、

紹介で来られる方があります。いつもご紹介くださる個人の医院様は、

患者様が飽和状態で新患さんをとれないのだと、秋のご挨拶時にお教えくださり、

自ずと当ルームに紹介してくださる方もなくなってしまうことです。

そのような中、当ルームの方々も、

自身で思いを巡らせて自ずと言動を選択できるようになられた方は終了となります。

 

そこで、2024年4月より私は、スクールカウンセラーとして比叡山延暦寺学園、

比叡山中学校高等学校にお世話になることとなりました。

たいへんありがたいご縁に感謝の思いでいっぱいです。(月・金の終日勤務予定です)

開業臨床と学校臨床と社会活動と研鑽を推し進める2024年となります。

 

研鑽も今まで通りこの上ないありがたい環境の中で頑張ります。

査読の返信が遅いのが難ですが、致し方ありません。

ここも融通の利かない私で、ひとつづと思ってしまい、次の論文には行けない私です。

のちにはこのあたりの融通は利くといいのですが…。

投稿してから2年が経過しました。私の改稿に8ヶ月を要しましたが、

留め置き18ヶ月は勘弁です。

まだまだ留め置き更新中。と、ぼやきで新年を迎えるのもなんですが、

私にとっては大切な大切な取り組み事であり、生活設計にも直にかかわることです。

お忙しいこととは思いますが、よろしくお願い申し上げます。と伝えたいです。

100%伝わりませんが。(笑)

 

師の定例セミナー以外の研修、2月23日はすでに仕事ありですが、

3月10日はオンラインで参加予定で楽しみなことです。

また、私には直接の関係はないことですが、4月から精神分析協会の関西でのセミナーが、

開始されることも、いよいよ関西を拠点とした活動がはじまるのか!と喜んでおります。

 

2023年の思いのたけを書かせていただきました。

 

何より、当ルームに足を運んでくださる方に感謝です。

私にとっても当ルームの存在があっての私であると思っています。

 

それでは、皆様もどうぞよいお年をお迎えくださいませ。

いつもお立ち寄りいただきありがとうございます。

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

感謝です。

 

| 時事 | 16:05 | comments(0) | -
2023〜2024年冬季休暇のお知らせ

冬期休暇のお知らせをいたします。

 

来室の方には1ヶ月以上前にお知らせ済みで、すでに休暇に入っております。

なかなかアップに至れずご無沙汰となっておりました。

 

冬期休暇は、2023年12月25日(月)〜2024年1月8日(月)までとなります。

1月9日(火)より開室となります。

 

ご予約のご希望やお問い合わせは、留守番電話にいれていただくか、

HP右上の「お問い合わせ」よりご連絡いただきましたら、

確認しだい折り返しさせていただきます。

 

どうぞよろしくお願い申し上げます。

また明日にアップいたします。

お立ち寄りいただきありがとうございます。

| ひなぎくのこと | 20:32 | comments(0) | -
無心の対話(四)に参加して

勉学の秋でございます。

第69回日本精神分析学会が、11月3日から5日に行われることに先立って、

2日(木)午前に京都大学楽友会館において表題の研修会が開催されました。

無心を巡る精神分析家と哲学者によるシンポジウムです。

登壇された先生方は、

 

松木邦裕先生(京都大学名誉教授・精神分析家)

西平直先生(上智大学グリーフケア研究所教授/京都大学名誉教授 死生学・教育人間学)

Rudi Vermote (Professor Emeritus University of Leuven・Training Analyst and past

president of the Belgian Psychoanalytical Society) 先生です。

 

ご講義が始まるにあたって京都大学の西見奈子先生より、

この講義の内容は金剛出版から書籍化されると告げられました。

そうでしょう。そうでしょう。と思う私です。

レジメの内容は大変高度なものですが、私のこころに沁みこむようです。

それぞれの先生方が互いをリスペクトしながらなされたご講義は、

内容もさることながらその凄みをさらに増したように感じました。

内容は私に述べるすべもありませんので書籍をどうぞです。(笑)

 

ここでは、私に引き寄せての記載です。

ベルモート先生のレジメに、ある言葉が出てきました。

邦訳(清野百合先生による)はカタカナで、ゲラッセンハイト(放下/手放すこと)と、

してくださっています。ドイツ語で、Gelassenhiet と記すようです。

 

 

そう、「放下」です。

これは10年前に、川本剛空上人が、私のために書いて下さったものです。

当ルームの玄関を彩ります。

ルームを去る時にはときおり感謝を込めて会釈します。

恥ずかしながら意味は今ももちろんわかるに及んではいませんが、

意味がもたらされた所在は理解できました。(笑)

松木先生、西平先生、ベルモート先生、ありがとうございます。

 

次の日の学会では、ベルモート先生のレジメの中にある、ある言葉を、

私がご挨拶をした先生が私に伝えてくださいました。

あまりに過ぎる言葉なので記せませんが、うそのないひとことであることは感じました。

 

学会は、学びもさることながら、

会うべきひとに偶然会う(私ひとり入った飲食店でその先生だけおられるとか)

ことの面白さと、その土地に触れる(広島でした)楽しさがあり、

師は学会はお祭りだといわれていましたが、常の学びをともにする仲間ともいつもと違うテンションで、私なりにお祭りを満喫することができました。

 

来年度に向けてのもろもろの準備と日常の大切な臨床業務に精進あるのみ!!と、

気持ちを新たにしております。

 

お立ち寄りいただきありがとうございます。

今日の京都は晴天ですが、それでもこよみは立冬です。

週末からぐっと冷え込むようですので、皆様におかれましてもお身体大切になさってください。

お読みいただきありがとうございます。

| 研修会 | 13:10 | comments(0) | -
きんもくせいの香り

いい季節です。

きんもくせいの香りがこころを和ませてくれます。

カテゴリー「私のつぶやき」で、少しつぶやきます。

 

昨日、京都いのちの電話で相談員の全体研修を行いました。

私は、同じことを繰り返し言ってしまう癖があるのですが、

昨日は、研修のはじめと中と終わりに「きんもくせいの香りを感じながら・・・」と、

繰り返しました。

そして、またブログのお題になりました。(笑)

 

だって、外にでるとどこからともなくいい香りが流れてきてくれるのですから。

その甘い香りにこころが柔らかくなることを感じます。

 

こころが柔らかくなる…って?ですが、そんな感じです。

 

話は変わりますが、

12年前の10月4日に師と週1回の訓練分析の契約書を交わし、

師が京都大学を退官されて福岡に戻られるまでの4年半お世話になりました。

現在も毎月定例の研究会でお世話になっています。

そして、今年の10月4日に新たにはじめたことがあります。

週1回30分の取り組みです。

それはオンラインによる複数人での瞑想です。

私にとっては自身の心身との出会いの機会となっています。

この先生との出会いも師と同じく京都府の臨士会のセミナーでした。

京都大学で研究員もされていてほのぼのするお人柄に癒されています。

私よりは全然お若い女性ですが海外に論文を発信されてもいるようです。

 

研鑽の分野は違うのですが、もとに仏教があるところや、

私的には、ビオンの記憶なく、欲望なく、理解なくや直観を働かせること、

などに重きをおく自身の臨床に間違いなくプラスになる体験であると確信しています。

 

同じことを繰り返して言う必要がなくなるのではないかと思っています。

このことは、おそらく私の生きるすべとして身についていて他者に伝える、自我の再確認、

私の中の私にもう一度伝える、とか、おそらくそのような何らかの意味があるのだろうと思うのです。

なので、このことをおおよそ馬鹿にするニュアンスですが、指摘されると痛みを覚えます。

 

瞑想は、自身の身体と情緒にであう特別な時間です。

味わって分かち合っていきたいと思います。

私の仕事にとって言葉はとても大切ですが、それと同じくらい言葉にしない、

言葉にならない次元の何かをどう受け取って、どう保持して、

どう変換するかも大変重要です。

変換は、言葉であるかもしれませんし、

さらに違う感覚として認識されることかもしれません。

 

また・・・全く違う話ですが、2度目の査読が8か月を過ぎても帰ってきません・・・

そのうち帰ってくることと思いますが・・・。

 

10月は何かを始めるのにはよい季節なのかもしれません。

大切なことが始まって続いていきます。

 

なんとはなしの、まとまりのあるようなないようなつぶやきでした。

お立ち寄りいただきありがとうございました。

みなさまにおかれましても、どうぞよい季節を満喫なさってください。

| 私のつぶやき | 17:02 | comments(0) | -
パニック症/パニック障害

パニック症/パニック障害は、A.(1)動機、心悸亢進、または心拍数の増加

(2)発汗(3)身震いまたは震え(4)息切れ感または息苦しさ(5)窒息感

(6)胸痛または胸部の不快感(7)嘔気または腹部の不快感

(8)めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ

(9)寒気または熱感(10)異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)

(11)現実感喪失(現実ではない感じ)または離人感(自分自身から離脱している)

(12)抑制力を失うまたは❝どうにかなってしまう❞ことに対する恐怖

(13)死ぬことに対する恐怖、などのうち、4つ、またはそれ以上で、

突然、激しい恐怖または強烈な不快感の高まりが数分以内でピークに達することを

繰り返すものです。 

B.発作のうち少なくとも1つは、以下に述べる1つまたは両者が1か月(またはそれ以上)

続いている。(1)さらなるパニック発作またはその結果について持続的な懸念または

心配(例:抑止力を失う、心臓発作が起こる、❝どうにかなってしまう❞)

(2)発作に関連した行動の意味のある不適応的変化(例:運動や不慣れな状況を回避

するといったパニック発作を避けるような行動)

(DSM-5:参照)

 

 パニック症/パニック障害は、不安にまつわる困りごとのうちの一つです。

検索のキーワードでもよく見かけるのでこのテーマでのアップとなりました。

 

心療内科や精神科にいけば抗不安薬を始めとする投薬による治療となるでしょう。

心理療法で対応するならば困った症状に焦点をあてる認知行動療法などがあるでしょう。

これらの方法で解決がつくならばそれもよいことと思います。

ただ実際、これらの症状にのみに焦点をあてた対症療法では、

なかなか症状がおさまらない、もしくはまた違う症状が出てきた、

ということも少なくないのではと思います。

 

当ルームでは、パニック障害もその他の困りごとと同じく、

その方のこころの意識していないところからの、その方のSOSであると考え、

その方のこころが今、このような症状を通して何を訴えているのかとのこころの声を、

知ることに向かって作業を進めていくことになります。

わかってもらいたかったそのかたのこころの声をくみ取ることの作業をもって、

症状はその意味を失い、症状そのものが存在しなくなります。

当ルームは、根治的な治療を提供しています。

 

そんなにうまくいくの?

もちろん、言うは易く行うは難しです、が、

当ルームが、そこに行きつくための心理療法を提供することは確かです。

来室くださる方は、変わりたい、症状をとりたい、と切に願い、

思うことを自由に話していただければ(話せなければ沈黙でも)、それだけでOKです。

 

時間は相応にかかりますが、その取り組みの手ごたえをお感じいただけたなら、

毎週1回以上での継続的な面接をとおして、今後の人生を大きく変える何かが得られます。

それは、自分の判断で自身の歩みを決めていける、責任を持てるこころの獲得であり、

自身を肯定できるようになるとりくみといえます。

 

精神分析の学びは、このことを可能にする理論を私に提供してくれました。

その理論を生かせるか否かは、その治療者次第であることは付け加える必要があります。

京都でも精神分析的心理療法を、低額(500円、1000円、3000円、4000円)で受けられる、ところもあるようです。相性がよく効果が得られればよいでしょう。ただ、少なくとも創始者のフロイトは、一定額以下の料金設定には異を唱えていました。

 

お話がそれてしまいましたが、

不安は、一定、健康なこころが抱えている到達可能なこころの叫びであると、私は思います。

その叫びを知ることは勇気のいることかもしれませんが、自由なお話とそこで発生する、

正直なお気持ちを私に表現してくだされば自ずと事態は進展していきます。

過日の師の勉強会で、進展は面接の中で起こってきて、それが起こると、納得のいく解釈を

ずっとたやすく与えられるようになるとのビオンの言明の紹介がありました。

 

このような解釈をお伝えすることこそが、当ルームの仕事と思っており、そこには、

ある種のインパクトをともないますが、そのことをよしとする方々と共に作業を進めています。このような自負ともいえる言明がなせるのも、今までに当ルームをご利用いただいた方々との、経験に裏打ちされているからこそです。これらの経験は重層的なものであり、コメントを投稿できるような類のものではありません。

またまた、お話がそれていきそうですので(笑)・・・、

 

それでは、この辺でおひらきといたします。

お立ち寄りいただきありがとうございます。

ぐっと気温が下がりましたのでお風邪など召されませんようにご自愛くださいませ。

| 来室ご検討の方へ | 18:02 | comments(0) | -
面接空き時間のご案内

ひなぎく心理ルーム面接空き時間のご案内

 

当ルームは、火曜から金曜の9時から夜間21時まで(20時面接開始)開室しています。

夜の時間帯は、お仕事帰りに利用される方に便利な時間帯です。

18時以降の現在の空き時間をご案内いたします。

 

18時からは、木曜日が開いています。

19時からは、火曜日、水曜日、金曜日が開いています。

20時からの空きはありません。

 

午前・午後は曜日によって空き時間が異なりますので、お問い合わせください。

土曜日午前は、平日の昼間に来れない方のための初回面接を行うための開室となります。

 

夜間の時間帯には限りがありますので、ご検討いただければと思います。

 

お立ち寄りいただきありがとうございます。

朝晩すこし涼しくなってまいりましたので、

みなさまにおかれましてもお風邪など召されませんように。

| ひなぎくのこと | 16:57 | comments(0) | -
カウンセリングを希望するこころ

暑さ寒さも彼岸までと、思えなくもない本日でした。

あれよあれよという間に月日が経ち、久しぶりのアップとなりました。

 

「カウンセリングを希望するこころ」と題して、つぶやきたいと思います。

なんらかの症状や困りごとがあって相談にのってほしい、話を聞いて欲しい、

でも精神科や心療内科にいくのは敷居が高いし、こういう時はカウンセリングか…。

 

そのようなことでどのようなところがあるのかと、

お探しの方も当ルームのブログを覗いてくださっていることでしょう。

実は、少し前にプロフィール欄の写真を私の顔写真に変更しました。

身内にアドバイスされて19年目にして広報のために観念してのことです。(笑)

 

カウンセリングといっても、いろいろな心理療法があるのですが、

実際にカウンセリングを受けてみようと思う時には、

行きやすい場所であったり、料金であったり、

HPの内容や顔写真などのイメージから選ぶということになるのだろうと思います。

 

この人に話を聞いてもらおう、この人と自分のこころについて一緒に考えてもらおう。

そう思える人に出会えるまで、妥協せずに探されることをお勧めします。

 

カウンセリングを受けてみようと思うこころが何を求めているかによって、

しっくりくるセラピスト(カウンセラー)が違ってくるはずです。

なので、当ルームにお見えになる方も、自覚されているものではないのですが、

当ルームが提供するものと自身が求めているものが違うようだとのことは、

とても速い段階(1回〜3回、長くても10回まで)で判断がつくようです。

もちろん、私の方も判断していただけるようにご説明や実際の面接を提供いたします。

 

実際に会ってみてあなたにしっくりくるセラピストに出会われますように。

 

お立ち寄りいただきありがとうございます。

コロナもインフルもそれなりに流行っているようですので、

皆さまにおかれましてもどうぞお身体大切にご自愛くださいませ。

 

| 私のつぶやき | 22:13 | comments(0) | -
不登校への対応

夏休み明けのこの時期、

子どもさんが学校に行きたくないということが多くなります。

 

頭が痛い、お腹が痛い、微熱があるなどの身体症状もあるかもしれません。

不登校にまつわる対応をどうすればよいか?ということへの情報はさまざまあり、

学校を休ませる方向に行きつくことがほとんどではないかと思います。

 

実際、休ませてあげることが良いことも多いかと思います。

ただ、学校の中での問題が深刻でない場合は子どもさんを再登校に促すことが大切です。

なのですが、不登校という状態から復学することは簡単ではなく、

つぎなる困難が立ちはだかるのです。

 

子どもさんの状況に対する適切な見立てが不可欠です。

チェックリストでの答えはあくまで参考にとどめるべきです。

そうでないとせっかくの成長の機会を逃すことになりかねません。

 

身体症状を出してでも学校を休みたいことには、それなりのこころの中の事情があります。

その事情に思いを馳せて、まずは子どもさんと言葉の交流を持ってください。

それでも理由が導けないことの方が多いと思いますので、そのときは、ご相談ください。

 

18歳未満の子どもさんがおられる場合は、2回目以降の面接料の割引があります。

お問い合わせをお持ちしております。

 

お立ち寄りいただきありがとうございます。

みなさまにおかれましてはどうぞお身体大切にご自愛くださいませ。

| 不登校 | 11:41 | comments(0) | -
今夏の出会い

毎日、大変な暑さですがみなさまにおかれましては、

いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

しばらくぶりのアップとなりました。

 

コロナ禍で身動きがとれなかった状況から動きがとれるようになり、

久しぶりのひとに会う、ということも増えておられるのではないでしょうか。

 

今夏、ひなぎく心理ルーム主催の研修会を初めて開催しました。

参加者を得て無事かいさいすることができました。

参加してくださった方との出会いは私にとって記念すべきものとなりました。

今後、研修へのご意見などをいただきながら次回の研修につなげたいと考えています。

 

もう一つの出会いは、↓これです。

       

       

川端通にかかる橋を車で通っていると四つ足の???何??と。

グル〜ッと回って、安全なところに車を停めて見に行きます。

まぎれもなくシカです。

え〜〜〜っ、高野川でシカを見るのは初めてです。警察に連絡しないといけない??

 

え〜〜〜〜っ、こんなにいる。のべ4頭もいます。

 

     

私は橋から写真をとります。橋の上を人がちらほら平然と行きかいます。

???と、わたし。

犬の散歩をしながらこちらに向かってきた女性に声をかけます。

「 シカなんですけど・・・」

「 はい、いつもいるんですよ」「 え〜〜〜そうなんですか 」

「 ええ、毎年、4月にばバンビちゃんが生まれるんですよ 」

「 どこからきてるんでしょうか 」

「 どこでしょうね?あの山か、夜遅くにもそこらにいるときもあるしね 」

「 そうなんですね、じゃあ、これ見慣れた景色なんですね 」

「 ええ 」「 何十年か近くにすんでいるのにはじめてみました。じぁ、警察に言わなくていいですね」

(笑)(笑)「いわなくていいですよ(笑)」

 

こんな出会いもありました。

その方がおっしゃるにシカは、ある橋からある橋の間にだけ毎年あれわれていて、

それ以外のところにはいかないそうです。

今夏、今、岡山に住む友人にこのことを話すと、

シカは害獣で駆除の対象とのこと、増えて大変になってないの?と。

 

情報を下さった方の様子では、ほのぼのとしたいつもの光景といった感じでした。

京都ニュースでもなんら聞いたことないしな…。

どうやら地域の人とシカは共存しているようです。

また見に行ってみようとおもいます。と、思っていてもときが経つことですが…。

 

それでは、みなさまにおかれましても夏バテなされぬようご自愛くださいませ。

いつもお立ち寄りいただきありがとうございます。

 

| 時事 | 18:18 | comments(0) | -
夏季休暇のお知らせ

毎日たいへんな暑さとなっておりますが、

みなさまにおかれましてはいかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

 

2023年度の夏季休暇期間は、

8月7日(月)〜8月21日(月)までの2週間となります。

 

この間、面接はありませんが、お問い合わせなどへの対応はいたします。

22日からの面接のご希望も受け付けます。

 

日本には四季があることですが、近年は夏と冬に二分されるような気候となり、

秋の季節が重要なミカン農家さんがトロピカルフルーツの栽培に鞍替えしているのだとか。

気候変動は憂う事態ですが、適応もしないといけないという生々しい現実ですね。

 

今ある状況に適応しながら、それでも先を見据えて考えることを怠らず、

機を見て行動ですね。

みなさまも大なり小なり、葛藤を抱えながらの日々であることと存じますが、

想いながら考えながら歩みをすすめていかれますように。

同じところをぐるぐる回る思考にお困りであればご相談ください。

 

それでは、どうぞお元気で夏を乗り切られますように。

いつもお立ち寄りいただきありがとうございます。

 

| ひなぎくのこと | 18:47 | comments(0) | -
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